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2013.12.19 (Thu)

とんがっていこう

最近はボードゲーム会にもよく寄せてもらって
色々なボードゲームを遊ばせてもらう機会が増えたが
そこで「あれれ?」と思うことは、
良く出来ているゲームが必ずしも何度も遊ばれるとは限らない
ということだ。

ルールも明確で、ゲームバランスが取れており、考え所も仕掛け所もある
にも関わらず、結局は「その状況だったらそれが最善手だよね」を
機械的に選んでいるだけの(ように見える)ゲームがいくつかある。

これだけだと、「いや、ゲームって極論すればそうじゃね?」という
ツッコミがあると思うので補足すると、
何度も遊ばれるゲームというのは「これが最善だよね」という判断が
他のプレイヤーとの相互作用によってそうならない(ものが多い気がする)。

要は、「これがベストだろう」という判断に対し「その通り」という結果が
得られるだけでは何の驚きもないのではないか、という話。
ある意味プレイヤーにとって優しいゲームなのだが……

で、これって何なんですかねーという話を他の方としていて
出てきたキーワードが『とんがり』。

角のない丸い形状ほど、転がした時にどう転がるのか予想しやすい。
だが角張った部分があれば、予想外の動きをして、これが面白い。
そして何より尖った部分は人に刺さる(笑)、と。
とはいえ、尖っていれば尖っているほど折れやすくもなるので
ゲームそのものが破綻しないように細心の注意が必要だよ、とのこと。

意図的にバランスを崩すのもデザインのひとつというお話。
いやぁ勉強になりました。
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