2014.10.28 (Tue)
『クシディット王国記』レビュー
販売:Libellud
作者:レジ・ボネセー
3~5人向け、約90分
ホビージャパン商品紹介 クシディット王国記/Lords of XIDIT
重厚大型:☆☆★☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆☆☆★:戦略判断
独立気楽:☆☆☆☆★:絡み合い
安価素朴:☆☆☆☆★:高級豪華
総評:
多彩な要素がブレンドされつつも、見事に調和が取れている傑作。
最終的にお金、名声点、ギルド発展の3つのパラメータで勝敗を競うが、
各パラメータで最下位になると、他のパラメータがどれだけ優れていても評価から脱落という
厳しい足切りシステムが採用されている。(パラメータの評価順はゲーム毎に変わる)
これがピリッとした緊張感を生んでおり、ある程度パラメータが稼げていても
「まだ最下位かも…?」という疑心暗鬼を生む。
かといってビビって過剰にパラメータを産出すれば他のパラメータが遅れてしまうため、
最終評価で結局勝てなくなる。この葛藤はすごく面白い。
また、ラウンド毎の行動は6回分の行動予定をプロットして順に解決していくという、
先読み力が問われる作りになっており、他のプレイヤーの動きを読むのがとても大事。
動きが被った方が良い時と悪い時があり、「あざーっすwww」とか「こっち来んな!」と思わず叫びが。
さらに面白いのが、場に次に出てくるタイルが予告されており、
落ち物パズルのNEXT表示を彷彿とさせる。ここを見て次の展開を読むのも重要。
他にも細かいギミックがてんこ盛りだが、ギミックに関してはキリがないのでこの辺で。
ゲーム終了時に蓋を開けてみるまで誰が勝ってるかハッキリとは分からないため、
展開が出遅れても諦めることなく最後までプレイ出来るようにはなっているが、
ギルド発展に関してだけはほぼ公開情報で(お金は非公開情報。名声点は一部非公開)、
しかも先に立てられると同じ地域には後追いで立てられないため、
場合によっては途中で負け確が出てしまう可能性がある。
ここだけはあえてそうしてるのか、詰め切れなかったのか、若干疑問が残る。
ここがスゴイ:
・得点足切りシステムにより最後までハラハラと緊張感を持って遊べる
・予定行動+バッティング要素により動きを読みきった時の爽快感は抜群
・落ち物パズルのようなNEXT表示ギミックで読み合いが加熱
・完成度の高い豪華なコンポーネント
ここがアカン:
・ラウンド毎に発生するタイルの補充処理がやや面倒
・一旦出遅れると(実をいうと)逆転は難しいかもしれない
・ひたすら行動予定が被りまくると心が折れる可能性。そういう意味では5人プレイはリスキー
作者:レジ・ボネセー
3~5人向け、約90分
ホビージャパン商品紹介 クシディット王国記/Lords of XIDIT
重厚大型:☆☆★☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆☆☆★:戦略判断
独立気楽:☆☆☆☆★:絡み合い
安価素朴:☆☆☆☆★:高級豪華
総評:
多彩な要素がブレンドされつつも、見事に調和が取れている傑作。
最終的にお金、名声点、ギルド発展の3つのパラメータで勝敗を競うが、
各パラメータで最下位になると、他のパラメータがどれだけ優れていても評価から脱落という
厳しい足切りシステムが採用されている。(パラメータの評価順はゲーム毎に変わる)
これがピリッとした緊張感を生んでおり、ある程度パラメータが稼げていても
「まだ最下位かも…?」という疑心暗鬼を生む。
かといってビビって過剰にパラメータを産出すれば他のパラメータが遅れてしまうため、
最終評価で結局勝てなくなる。この葛藤はすごく面白い。
また、ラウンド毎の行動は6回分の行動予定をプロットして順に解決していくという、
先読み力が問われる作りになっており、他のプレイヤーの動きを読むのがとても大事。
動きが被った方が良い時と悪い時があり、「あざーっすwww」とか「こっち来んな!」と思わず叫びが。
さらに面白いのが、場に次に出てくるタイルが予告されており、
落ち物パズルのNEXT表示を彷彿とさせる。ここを見て次の展開を読むのも重要。
他にも細かいギミックがてんこ盛りだが、ギミックに関してはキリがないのでこの辺で。
ゲーム終了時に蓋を開けてみるまで誰が勝ってるかハッキリとは分からないため、
展開が出遅れても諦めることなく最後までプレイ出来るようにはなっているが、
ギルド発展に関してだけはほぼ公開情報で(お金は非公開情報。名声点は一部非公開)、
しかも先に立てられると同じ地域には後追いで立てられないため、
場合によっては途中で負け確が出てしまう可能性がある。
ここだけはあえてそうしてるのか、詰め切れなかったのか、若干疑問が残る。
ここがスゴイ:
・得点足切りシステムにより最後までハラハラと緊張感を持って遊べる
・予定行動+バッティング要素により動きを読みきった時の爽快感は抜群
・落ち物パズルのようなNEXT表示ギミックで読み合いが加熱
・完成度の高い豪華なコンポーネント
ここがアカン:
・ラウンド毎に発生するタイルの補充処理がやや面倒
・一旦出遅れると(実をいうと)逆転は難しいかもしれない
・ひたすら行動予定が被りまくると心が折れる可能性。そういう意味では5人プレイはリスキー
2014.10.28 (Tue)
『アビス』レビュー
販売:Asmodee
作者:ブルーノ・カタラ&シャルル・シュヴァリエ
2~4人向け、約45分
ホビージャパンゲームブログ アビス紹介
重厚大型:☆☆★☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆★☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆☆★☆:絡み合い
安価素朴:☆☆☆☆★:高級豪華
総評:
リソースを競りか在庫(競りの余り)から得て、それを元に貴族(勝利点)を雇い、
貴族の特殊能力を活用して拡大再生産で貴族を雇い、追加ボーナスの地域支配で
勝利点にブーストをかける、という根幹の流れだけ見ればオーソドックスなゲーム。
やはりこのゲームの一番の特徴は、ボーナスの地域支配をすると貴族の能力が消える所だと思う。
地域ボーナスの加点は条件さえ満たせばいずれも強力で、
早い内から加点条件に合わせるように運用計画を練るのが勝利の道筋。
なのでさっさと地域を取りたいのだが、貴族の能力も強力なため出来れば維持したい…
この板挟みによるジレンマがとても心地よい。
一方で、最後の最後に山から引いた地域が、たまたまドハマりして大量得点を叩き出すといった
「ワンチャン通ります」現象が存在し、逆転劇といえば聞こえはいいが、
やられた方はたまったものではない部分があってモヤっとすることも。
ここがスゴイ:
・ゲーム内通貨の真珠は本当に真珠っぽいプラスチックで出来ていて凝っている
・加点ボーナスを取ると特殊能力が消える巧みなジレンマ要素
ここがアカン:
・真珠を取り落とす事が多く、しかも転がるのでよくどっか行く
・テキスト効果が多いので慣れない内は読み込みが発生する
・山引き一発逆転の若干大味な部分で好みがわかれるか
作者:ブルーノ・カタラ&シャルル・シュヴァリエ
2~4人向け、約45分
ホビージャパンゲームブログ アビス紹介
重厚大型:☆☆★☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆★☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆☆★☆:絡み合い
安価素朴:☆☆☆☆★:高級豪華
総評:
リソースを競りか在庫(競りの余り)から得て、それを元に貴族(勝利点)を雇い、
貴族の特殊能力を活用して拡大再生産で貴族を雇い、追加ボーナスの地域支配で
勝利点にブーストをかける、という根幹の流れだけ見ればオーソドックスなゲーム。
やはりこのゲームの一番の特徴は、ボーナスの地域支配をすると貴族の能力が消える所だと思う。
地域ボーナスの加点は条件さえ満たせばいずれも強力で、
早い内から加点条件に合わせるように運用計画を練るのが勝利の道筋。
なのでさっさと地域を取りたいのだが、貴族の能力も強力なため出来れば維持したい…
この板挟みによるジレンマがとても心地よい。
一方で、最後の最後に山から引いた地域が、たまたまドハマりして大量得点を叩き出すといった
「ワンチャン通ります」現象が存在し、逆転劇といえば聞こえはいいが、
やられた方はたまったものではない部分があってモヤっとすることも。
ここがスゴイ:
・ゲーム内通貨の真珠は本当に真珠っぽいプラスチックで出来ていて凝っている
・加点ボーナスを取ると特殊能力が消える巧みなジレンマ要素
ここがアカン:
・真珠を取り落とす事が多く、しかも転がるのでよくどっか行く
・テキスト効果が多いので慣れない内は読み込みが発生する
・山引き一発逆転の若干大味な部分で好みがわかれるか
2014.10.15 (Wed)
『アブルクセン』レビュー
販売:Ravensburger
作者:Michael Kiesling & Wolfgang Kramer
2~5人向け、約20分
ゲームフィールド アブルクセン紹介
重厚大型:☆☆☆★☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆☆★☆:戦略判断
独立気楽:☆☆☆☆★:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華
総評:
手札から強いカードを自分の前に出して壁を構築していくゲーム。
カードの数字が大きいほど強く、同じカードをまとめて出すとさらに強い、
という流れは大富豪を彷彿とさせるが、単純に大富豪と同じ戦法では勝てない。
このゲームでは、他者から攻撃を受けると場に公開されてるカードを取れる機会がある。
場に強いカードがあれば、あえて攻撃を誘って手札を強化するのも戦略となっており、
本来は弱いカードが、状況次第では心理的な壁として機能するシステムの妙が素晴らしい。
一方、カード場に出す→攻撃成立か否か→攻撃してれば相手のカードいるか→
いらないなら相手はそれいるか→いらないならカードどれ引くか、と一連の流れが複雑で、
初めて遊ぶ時はまずルールが理解できない。
割りと初見殺しのあるゲームで、一度大差がつくと逆転は困難なデザインなのだが、
数回ゲームを行ってトータル得点で勝者を決めるルールになっており、
しばしば初心者は、初回で大量失点を抱え、勝ち目のないまま終わりまで付き合わされる、
というダークサイドに陥りやすい。
この辺りは、初プレイ者がいれば1回目はお試しプレイで流して、感覚を掴んでから本番、
といった段取りがあった方が全員気持よくプレイ出来るだろう。
また、公称では「手札を早くなくして上がるのが高得点とは限りません」となっているが、
基本的に早く上がった方が強い(余った手札はマイナス点になるため)。騙されてはいけない。
ここがスゴイ:
・カードだけで心理的な駆け引きとハンドマネジメントを成立させている点は見事
・公開されてるカードから引くか、山札から引いて博打を打つか、の選択が楽しい
ここがアカン:
・Xのカードが単純に強すぎて妙な引き運要素がある。せめてXは場に出しても0点扱いで良かった気が
・スコア記録はメモるなり、チップを自分で用意するなりする必要がある
・各自に初期手札13枚を配るのが若干めんどう
・5人戦は互いに動きを束縛し、ストレスが溜まるので全くおすすめしない
作者:Michael Kiesling & Wolfgang Kramer
2~5人向け、約20分
ゲームフィールド アブルクセン紹介
重厚大型:☆☆☆★☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆☆★☆:戦略判断
独立気楽:☆☆☆☆★:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華
総評:
手札から強いカードを自分の前に出して壁を構築していくゲーム。
カードの数字が大きいほど強く、同じカードをまとめて出すとさらに強い、
という流れは大富豪を彷彿とさせるが、単純に大富豪と同じ戦法では勝てない。
このゲームでは、他者から攻撃を受けると場に公開されてるカードを取れる機会がある。
場に強いカードがあれば、あえて攻撃を誘って手札を強化するのも戦略となっており、
本来は弱いカードが、状況次第では心理的な壁として機能するシステムの妙が素晴らしい。
一方、カード場に出す→攻撃成立か否か→攻撃してれば相手のカードいるか→
いらないなら相手はそれいるか→いらないならカードどれ引くか、と一連の流れが複雑で、
初めて遊ぶ時はまずルールが理解できない。
割りと初見殺しのあるゲームで、一度大差がつくと逆転は困難なデザインなのだが、
数回ゲームを行ってトータル得点で勝者を決めるルールになっており、
しばしば初心者は、初回で大量失点を抱え、勝ち目のないまま終わりまで付き合わされる、
というダークサイドに陥りやすい。
この辺りは、初プレイ者がいれば1回目はお試しプレイで流して、感覚を掴んでから本番、
といった段取りがあった方が全員気持よくプレイ出来るだろう。
また、公称では「手札を早くなくして上がるのが高得点とは限りません」となっているが、
基本的に早く上がった方が強い(余った手札はマイナス点になるため)。騙されてはいけない。
ここがスゴイ:
・カードだけで心理的な駆け引きとハンドマネジメントを成立させている点は見事
・公開されてるカードから引くか、山札から引いて博打を打つか、の選択が楽しい
ここがアカン:
・Xのカードが単純に強すぎて妙な引き運要素がある。せめてXは場に出しても0点扱いで良かった気が
・スコア記録はメモるなり、チップを自分で用意するなりする必要がある
・各自に初期手札13枚を配るのが若干めんどう
・5人戦は互いに動きを束縛し、ストレスが溜まるので全くおすすめしない
2014.10.04 (Sat)
ゲームマーケット2014秋・注目作ピックアップ
ゲームマーケット2014秋で個人的に注目しているゲームをピックアップしていきます。
ゲームの情報が増えるにつれて随時更新していく予定です。
~紹介作一覧~
1.GLOBETROTTER:世界を巡る旅行者 10/20修正
2.ダンゴーダンジョン!(新装版)
3.ひつじとどろぼう
4.幻影探偵団
5.ヴィラネックス~合併競議会~
6.PRINCESS ESCORT
7.村転がし
8.ギャングスターパラダイス新装版
9.ルーンフロンティア
10.HONNOJI
11.一撃ヒーローズ
12.サンゴク
13.STEAM WARS
14.パイレーツコード 10/6追加
15.エルタイルズ新拡張セット 10/6追加
16.姫騎士逃ゲテ~ 10/6追加
17.クローバーレギオン 10/18追加
18.デザインタウン 10/18追加
1.GLOBETROTTER:世界を巡る旅行者
・2~5人向け、約30分 予約対応あり
Joygames&バネスト プロジェクトページ(facebook)
直前のカードと色か乗り物が同じなら出せる、というウノ的なシンプルなルールに、
マンカラ的な爽快連続コンボ要素があり、さらに、早く上がれば勝ちではない点から、
早くゴールインすれば得点が単純に増えます。圧倒的に有利です。(訂正:2014/10/20)
遊びやすさと考え所が高い次元でミックスされたゲームでは、と期待が持てます。
2.ダンゴーダンジョン!(新装版)
・4~5人向け、約20分 予約対応あり
ちゃがちゃがゲームズ ダンゴーダンジョン!紹介ページ
ゲムマ大阪2014で福井旋風を巻き起こしたちゃがゲーは再販が主体。
その中にあってイラスト刷新、宝石トークン特注、と一番気合の入っている作品。
システムもより熱く修正が入っており、そのメガ進化ぶりには自ずと期待が高まります。
3.ひつじとどろぼう
・2~4人向け、約30分 予約対応あり
Power9Games ひつじとどろぼう紹介ページ
まず海外の有力メーカーが作ったのかなと見紛うレベルのパッケージ。もう同人レベルじゃねぇ!
ゲームの方も、地形に合うようにカードを配置、そして効果を解決、と
シンプルでありながら戦略判断の問われる、美しいゲームとなっている模様。
4.幻影探偵団
・3~4人向け、約60分 予約対応あり
HAPPY GAMES 幻影探偵団紹介ページ
カード効果で上手く情報を集め、消去法的に真相へ近づいていく、まさにミステリ王道作品。
ゲーム性としては惨○RoopeRと似ているのかも?(幻影探偵団にはGM要素はなさそうですが)
惨劇とは違い、もともと推理シートが付属しているので遊びやすさは上ですね。
5.ヴィラネックス~合併競議会~
・1~4人向け、約10分 予約対応あり
こげこげ堂本舗 ヴィラネックス~合併競議会~紹介ページ
超高速箱庭ゲームと謳われてるように、配られた手札6枚から4枚を選ぶ、
その4枚から実際に使う2枚を選ぶ、そして点数を計算して決着!というシンプルさ。
遊びやすく、回転率も良さそうなので思わず何度も遊んでしまいそう!
6.PRINCESS ESCORT
・3~8人向け、約30分 予約対応あり
てぃ~くらぶ プリンセス・エスコート紹介ページ
裏切り者ありの投票型ゲームということでレジスタン○アヴァロンを彷彿としますが、
プレイヤーにもHPが設定されており、わざと自傷して潔白を主張するなど違ったプレイが出来そう。
イラストも漫画テイストな書き込みがいい味を出しています。
7.村転がし
・2人向け、約60分
植民地戦争+α 村転がし紹介ページ
コンポーネントが多彩に入っていて1800円とかなりリーズナブル。
ゲーム内容の方も、出目選択の判断、どこに施設を置くかの判断、どの施設を買うかの判断と、
がっしり戦略性が練り込まれています。見た目と裏腹に重厚なゲームでしょう。
ただ、概要を読む限りでは、コンポーネントに出てくるクリップやポーン駒の用途は不明です。
8.ギャングスターパラダイス新装版
・4~7人向け、約50分 予約対応あり
カイシンゲームズ ギャングスターパラダイス新装版
2年近いロングスパンで売れ続けている正体隠匿ギャングゲームがリニューアル。
新規カードやチップ類の追加でますます遊びやすくなって帰ってくる。
噂によると4桁オーダー作ったらしいので相当気合が入っておりますゾ!
9.ルーンフロンティア
・1~4人向け、約60分~
windscapgames ルーンフロンティア紹介ページ
ソロゲー寄りの箱庭ゲームらしく、系列的にはザ・シティとかの部類かな?
個人的にはインタラクション薄めのゲームは好みではないが、人付き合いに疲れた時はいいかも。
絵柄が超かわいいので癒やし効果が期待できますね( ◜◡‾)
10.HONNOJI
・3~5人向け、約30分 予約対応あり
シンガリハット HONNOJI紹介ページ
今はなき(?)エニックスから出ていたドラクエカードゲーム「ギガ○イン」を彷彿とする内容。
予定行動型バッティングゲームで、高度な先読み力を要求されそうです。
それだけに上手くいった時の爽快感は何物にも代えがたいでしょう。
11.一撃ヒーローズ
・2~5人向け、約20分 予約対応あり
ボドゲイム 一撃ヒーローズ紹介ページ
とっても遊びやすそうなおバカゲー。出来た必殺技名を叫びながら遊ぶのが正しいと思われます。
ルール的にはスタイリッシュ坊主めくりの匂いを感じますが、突き抜けていればむしろ味になるはず。
12.サンゴク
・2人向け、約30分 予約対応あり
リトルフューチャー サンゴク紹介ページ
特殊効果が入った三国志版バ○ルライン。史実がフレーバーとして書かれており勉強にもなります。
効果は大体シンプルな内容で揃えられてるようで、むしろ若い人にはこっちの方が面白いかも。
企業出展だけありイラストのレベルが高く、女の子はかわいく、おっさんはウホッいい男…
13.STEAM WARS
・概要不明
紹介ページが見つからないので代わりにパッケージ予定画像
スチームパンク風のヘックスマップに歯車の駒を置いていくという強い拘りに痺れます。
アブストラクト系ということは分かっていますが、詳細については続報待ち。
14.パイレーツコード
・3~4人向け、約10分 予約対応あり
かぼへる パイレーツコード 紹介ページ
1~14の数字カードを使って、誰も持ってない数字(財宝)を当てるショートゲーム。
方向性としてはク○ードをコンパクトにして遊びやすくした、という感じでしょうか。
ブラフを織り交ぜ推理を撹乱する事も出来るので、シンプルでありながら奥深さも兼ね備えてそう。
15.エルタイルズ新拡張セット
・2~3人または4人(ペア戦)向け、約30分 予約対応あり
ゲームNOWA エルタイルズ新拡張セット
「家族で遊べるアブストラクト」として評価の高いエルタイルズに拡張が!
拡張タイルの絵柄を見るに、一見ファミリー向けでありながら実はガチ仕様という、
かぶけん氏のいつもの味が炸裂してそうです。
16.姫騎士逃ゲテ~
・4人向け、約20分
数寄ゲームズ 姫騎士逃ゲテ~紹介ページ
流行りネタに乗っかった感はありますが、「カードドラフト+陣営戦」という珍しい組合せで出来ており、
「ドラフトの時点で既にロールプレイは始まってるんだぜ?」という発想はとても面白い。
これがどこまで上手く機能しているかは是非現物を触らせて欲しいところですね!
17.クローバーレギオン
・2人または4人向け、約10分 予約対応あり
セブンスキャッスル クローバーレギオン紹介ページ
4×4の範囲にカードを置いて陣取りという、少しFF8にあったカードゲームを彷彿とする内容。
概要を見るに、カードの矢印がない箇所に、敵カードの矢印を受けると捨て札になるって感じですかね?
ユニット以外に特殊効果カードもあるので、遊びやすさと奥深さが両立されてそうです。
18.デザインタウン
・2~4人向け、約30分 予約対応あり
Moaideas Game Design デザインタウン紹介ページ(ゲムマブログ記事)
「カード5種類だけでデッキ構築」という痺れる売り文句。(それをいうならゴリティアは2種だけですが)
カードが少ないとインストも楽だし製作費も抑えられるしでみんなハッピー!(笑)
ゲームの詳細は分かりませんが、台湾のゲームはとにかくデザインがお洒落ですよね。
ゲームの情報が増えるにつれて随時更新していく予定です。
~紹介作一覧~
1.GLOBETROTTER:世界を巡る旅行者 10/20修正
2.ダンゴーダンジョン!(新装版)
3.ひつじとどろぼう
4.幻影探偵団
5.ヴィラネックス~合併競議会~
6.PRINCESS ESCORT
7.村転がし
8.ギャングスターパラダイス新装版
9.ルーンフロンティア
10.HONNOJI
11.一撃ヒーローズ
12.サンゴク
13.STEAM WARS
14.パイレーツコード 10/6追加
15.エルタイルズ新拡張セット 10/6追加
16.姫騎士逃ゲテ~ 10/6追加
17.クローバーレギオン 10/18追加
18.デザインタウン 10/18追加
1.GLOBETROTTER:世界を巡る旅行者
・2~5人向け、約30分 予約対応あり
Joygames&バネスト プロジェクトページ(facebook)
直前のカードと色か乗り物が同じなら出せる、というウノ的なシンプルなルールに、
マンカラ的な爽快連続コンボ要素があり、さらに、
早くゴールインすれば得点が単純に増えます。圧倒的に有利です。(訂正:2014/10/20)
遊びやすさと考え所が高い次元でミックスされたゲームでは、と期待が持てます。
2.ダンゴーダンジョン!(新装版)
・4~5人向け、約20分 予約対応あり
ちゃがちゃがゲームズ ダンゴーダンジョン!紹介ページ
ゲムマ大阪2014で福井旋風を巻き起こしたちゃがゲーは再販が主体。
その中にあってイラスト刷新、宝石トークン特注、と一番気合の入っている作品。
システムもより熱く修正が入っており、そのメガ進化ぶりには自ずと期待が高まります。
3.ひつじとどろぼう
・2~4人向け、約30分 予約対応あり
Power9Games ひつじとどろぼう紹介ページ
まず海外の有力メーカーが作ったのかなと見紛うレベルのパッケージ。もう同人レベルじゃねぇ!
ゲームの方も、地形に合うようにカードを配置、そして効果を解決、と
シンプルでありながら戦略判断の問われる、美しいゲームとなっている模様。
4.幻影探偵団
・3~4人向け、約60分 予約対応あり
HAPPY GAMES 幻影探偵団紹介ページ
カード効果で上手く情報を集め、消去法的に真相へ近づいていく、まさにミステリ王道作品。
ゲーム性としては惨○RoopeRと似ているのかも?(幻影探偵団にはGM要素はなさそうですが)
惨劇とは違い、もともと推理シートが付属しているので遊びやすさは上ですね。
5.ヴィラネックス~合併競議会~
・1~4人向け、約10分 予約対応あり
こげこげ堂本舗 ヴィラネックス~合併競議会~紹介ページ
超高速箱庭ゲームと謳われてるように、配られた手札6枚から4枚を選ぶ、
その4枚から実際に使う2枚を選ぶ、そして点数を計算して決着!というシンプルさ。
遊びやすく、回転率も良さそうなので思わず何度も遊んでしまいそう!
6.PRINCESS ESCORT
・3~8人向け、約30分 予約対応あり
てぃ~くらぶ プリンセス・エスコート紹介ページ
裏切り者ありの投票型ゲームということでレジスタン○アヴァロンを彷彿としますが、
プレイヤーにもHPが設定されており、わざと自傷して潔白を主張するなど違ったプレイが出来そう。
イラストも漫画テイストな書き込みがいい味を出しています。
7.村転がし
・2人向け、約60分
植民地戦争+α 村転がし紹介ページ
コンポーネントが多彩に入っていて1800円とかなりリーズナブル。
ゲーム内容の方も、出目選択の判断、どこに施設を置くかの判断、どの施設を買うかの判断と、
がっしり戦略性が練り込まれています。見た目と裏腹に重厚なゲームでしょう。
ただ、概要を読む限りでは、コンポーネントに出てくるクリップやポーン駒の用途は不明です。
8.ギャングスターパラダイス新装版
・4~7人向け、約50分 予約対応あり
カイシンゲームズ ギャングスターパラダイス新装版
2年近いロングスパンで売れ続けている正体隠匿ギャングゲームがリニューアル。
新規カードやチップ類の追加でますます遊びやすくなって帰ってくる。
噂によると4桁オーダー作ったらしいので相当気合が入っておりますゾ!
9.ルーンフロンティア
・1~4人向け、約60分~
windscapgames ルーンフロンティア紹介ページ
ソロゲー寄りの箱庭ゲームらしく、系列的にはザ・シティとかの部類かな?
個人的にはインタラクション薄めのゲームは好みではないが、人付き合いに疲れた時はいいかも。
絵柄が超かわいいので癒やし効果が期待できますね( ◜◡‾)
10.HONNOJI
・3~5人向け、約30分 予約対応あり
シンガリハット HONNOJI紹介ページ
今はなき(?)エニックスから出ていたドラクエカードゲーム「ギガ○イン」を彷彿とする内容。
予定行動型バッティングゲームで、高度な先読み力を要求されそうです。
それだけに上手くいった時の爽快感は何物にも代えがたいでしょう。
11.一撃ヒーローズ
・2~5人向け、約20分 予約対応あり
ボドゲイム 一撃ヒーローズ紹介ページ
とっても遊びやすそうなおバカゲー。出来た必殺技名を叫びながら遊ぶのが正しいと思われます。
ルール的にはスタイリッシュ坊主めくりの匂いを感じますが、突き抜けていればむしろ味になるはず。
12.サンゴク
・2人向け、約30分 予約対応あり
リトルフューチャー サンゴク紹介ページ
特殊効果が入った三国志版バ○ルライン。史実がフレーバーとして書かれており勉強にもなります。
効果は大体シンプルな内容で揃えられてるようで、むしろ若い人にはこっちの方が面白いかも。
企業出展だけありイラストのレベルが高く、女の子はかわいく、おっさんはウホッいい男…
13.STEAM WARS
・概要不明
紹介ページが見つからないので代わりにパッケージ予定画像
スチームパンク風のヘックスマップに歯車の駒を置いていくという強い拘りに痺れます。
アブストラクト系ということは分かっていますが、詳細については続報待ち。
14.パイレーツコード
・3~4人向け、約10分 予約対応あり
かぼへる パイレーツコード 紹介ページ
1~14の数字カードを使って、誰も持ってない数字(財宝)を当てるショートゲーム。
方向性としてはク○ードをコンパクトにして遊びやすくした、という感じでしょうか。
ブラフを織り交ぜ推理を撹乱する事も出来るので、シンプルでありながら奥深さも兼ね備えてそう。
15.エルタイルズ新拡張セット
・2~3人または4人(ペア戦)向け、約30分 予約対応あり
ゲームNOWA エルタイルズ新拡張セット
「家族で遊べるアブストラクト」として評価の高いエルタイルズに拡張が!
拡張タイルの絵柄を見るに、一見ファミリー向けでありながら実はガチ仕様という、
かぶけん氏のいつもの味が炸裂してそうです。
16.姫騎士逃ゲテ~
・4人向け、約20分
数寄ゲームズ 姫騎士逃ゲテ~紹介ページ
流行りネタに乗っかった感はありますが、「カードドラフト+陣営戦」という珍しい組合せで出来ており、
「ドラフトの時点で既にロールプレイは始まってるんだぜ?」という発想はとても面白い。
これがどこまで上手く機能しているかは是非現物を触らせて欲しいところですね!
17.クローバーレギオン
・2人または4人向け、約10分 予約対応あり
セブンスキャッスル クローバーレギオン紹介ページ
4×4の範囲にカードを置いて陣取りという、少しFF8にあったカードゲームを彷彿とする内容。
概要を見るに、カードの矢印がない箇所に、敵カードの矢印を受けると捨て札になるって感じですかね?
ユニット以外に特殊効果カードもあるので、遊びやすさと奥深さが両立されてそうです。
18.デザインタウン
・2~4人向け、約30分 予約対応あり
Moaideas Game Design デザインタウン紹介ページ(ゲムマブログ記事)
「カード5種類だけでデッキ構築」という痺れる売り文句。(それをいうならゴリティアは2種だけですが)
カードが少ないとインストも楽だし製作費も抑えられるしでみんなハッピー!(笑)
ゲームの詳細は分かりませんが、台湾のゲームはとにかくデザインがお洒落ですよね。
2014.10.04 (Sat)
『ゴッズギャンビット』レビュー
販売:SWITCH GAMES
作者:カナイセイジ
2~6人向け、約20分
Gods' Gambit ~神々の一手~(公式サイト)
重厚大型:☆☆★☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆★☆☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆★☆☆:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華
総評:
カードに特殊効果が付いたウノ。
それも日本で一般的に遊ばれているウノではなく、
(いつも遊んでるウノって実はローカルルールだったんですよ!)
スコアを記録して順位を付ける、正式ルール寄りのウノです。
強い効果を持つカードほど減点になる可能性が高く、
逆に弱いカードは減点になる可能性が低い、とバランスは取れているのですが、
如何せん際立った部分がありません。
特殊効果を活かしてコンボで一気にあがろうにも、引きに依存する所が大きく、
戦略判断というよりは、神様の手のひらの上で踊らされてる感じがあります。
(ゲームのテーマ的にはそれであってるのかもしれませんが…)
カードの種類が多くて一通り説明するにも時間がかかりますし、
毎ラウンド、スコアを紙に記録していくのは面倒です。
かといってスコアなしで遊ぼうにも、スコア前提で調整されたカードがいくつかあるため、
そこでゲームバランスがおかしくなってしまいます。
折角分かりやすいルールなのに、周辺の仕様で遊びやすさが打ち消されてますね。
ここがスゴイ:
・ラウンドが途中で終わる要素(ラッパ吹き)もあり、テンポに変化を付けている
・イラストが緒方剛志(「ブギーポップは笑わない」の人)で、ファンには堪らない
ここがアカン:
・妨害にしか使い道がない悪魔系のカードが「使わさせられてる」感がして楽しくない
・カードの種類や使用に際して注意点が多く、インストが面倒
・スコアを紙に記録していくのが面倒
作者:カナイセイジ
2~6人向け、約20分
Gods' Gambit ~神々の一手~(公式サイト)
重厚大型:☆☆★☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆★☆☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆★☆☆:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華
総評:
カードに特殊効果が付いたウノ。
それも日本で一般的に遊ばれているウノではなく、
(いつも遊んでるウノって実はローカルルールだったんですよ!)
スコアを記録して順位を付ける、正式ルール寄りのウノです。
強い効果を持つカードほど減点になる可能性が高く、
逆に弱いカードは減点になる可能性が低い、とバランスは取れているのですが、
如何せん際立った部分がありません。
特殊効果を活かしてコンボで一気にあがろうにも、引きに依存する所が大きく、
戦略判断というよりは、神様の手のひらの上で踊らされてる感じがあります。
(ゲームのテーマ的にはそれであってるのかもしれませんが…)
カードの種類が多くて一通り説明するにも時間がかかりますし、
毎ラウンド、スコアを紙に記録していくのは面倒です。
かといってスコアなしで遊ぼうにも、スコア前提で調整されたカードがいくつかあるため、
そこでゲームバランスがおかしくなってしまいます。
折角分かりやすいルールなのに、周辺の仕様で遊びやすさが打ち消されてますね。
ここがスゴイ:
・ラウンドが途中で終わる要素(ラッパ吹き)もあり、テンポに変化を付けている
・イラストが緒方剛志(「ブギーポップは笑わない」の人)で、ファンには堪らない
ここがアカン:
・妨害にしか使い道がない悪魔系のカードが「使わさせられてる」感がして楽しくない
・カードの種類や使用に際して注意点が多く、インストが面倒
・スコアを紙に記録していくのが面倒