2016.06.16 (Thu)
『宝石の煌き』レビュー
販売:Space Cowboys
作者:マーク・アンドレ
2~4人向け、約30分
宝石の煌き 日本公式
重厚大型:☆☆☆☆★:遊び易い
幸運頼み:☆☆★☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆☆★☆:絡み合い
安価素朴:☆☆☆☆★:高級豪華
総評:
テキストレスなミニマム拡大再生産ゲーム。
拡大再生産といえば長々とした能力テキストがありがちでしたが、
このゲームはそういったテキストが一切なく、色と数字しか使いません。
スッキリとしたデザインにとても感銘を受けたのを覚えています。
私もゲームを作る際にテキストレスを意識するのですが、煌きから色濃く影響を受けました。
閑話休題。
要素自体は宝石チップ(5種類)、金チップ、発展カード、貴族タイル、と少なく、インストも楽々。
しかし簡単かと言うと、先を見据えて計画を練ったり、他のプレイヤーの狙いを見越したり、
拡大再生産ゲームのエッセンスがふんだんに楽しめます。
宝石チップが世界に限られた数しかなく、みんなが取っていくと「枯れる」という所が魅力で、
これにより他のプレイヤーの動きを束縛する、ロック戦術の存在が奥深さを増しています。
この「限られたリソースの奪い合い」という作りはインタラクションの持たせ方として
様々な所に応用が効くように思います。最近だとナショナルエコノミーもその流れあるかと。
ただ、かなりやり込むとやはり行動が最適化されてきて、
勝負を分けるのは「予約で山から引いた発展カードがたまたまクリティカルだった」
「直前のプレイヤーが取った後に出てきた発展カードがたまたまクリティカルだった」
辺りにはなりがち。
とはいえ、それでもこのゲームを何度も遊んでしまうのは宝石チップの手触りの良さです。
ズッシリとした肉厚のチップで、表面には綺麗な宝石のイラスト。
本当に宝石を手に持ってるような錯覚をさせてくれます。
「コンポーネントの質」もまた、ゲーム世界へ没入させるトリガーとして強い役割を果たすのだなと、
このゲームを通して学べました。
ここがスゴイ:
・色と数字だけを使ったシンプルな拡大再生産
・美麗なアートワーク、質感の良い宝石チップにもうメロメロ
・限られた宝石を奪いあうことで否が応でも熱くなる睨み合い
ここがアカン:
・後半になるほどカードのめくり運が大きく影響を及ぼす場合がある
(とはいえその運要素も含めて楽しむゲームだとは思う)
作者:マーク・アンドレ
2~4人向け、約30分
宝石の煌き 日本公式
重厚大型:☆☆☆☆★:遊び易い
幸運頼み:☆☆★☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆☆★☆:絡み合い
安価素朴:☆☆☆☆★:高級豪華
総評:
テキストレスなミニマム拡大再生産ゲーム。
拡大再生産といえば長々とした能力テキストがありがちでしたが、
このゲームはそういったテキストが一切なく、色と数字しか使いません。
スッキリとしたデザインにとても感銘を受けたのを覚えています。
私もゲームを作る際にテキストレスを意識するのですが、煌きから色濃く影響を受けました。
閑話休題。
要素自体は宝石チップ(5種類)、金チップ、発展カード、貴族タイル、と少なく、インストも楽々。
しかし簡単かと言うと、先を見据えて計画を練ったり、他のプレイヤーの狙いを見越したり、
拡大再生産ゲームのエッセンスがふんだんに楽しめます。
宝石チップが世界に限られた数しかなく、みんなが取っていくと「枯れる」という所が魅力で、
これにより他のプレイヤーの動きを束縛する、ロック戦術の存在が奥深さを増しています。
この「限られたリソースの奪い合い」という作りはインタラクションの持たせ方として
様々な所に応用が効くように思います。最近だとナショナルエコノミーもその流れあるかと。
ただ、かなりやり込むとやはり行動が最適化されてきて、
勝負を分けるのは「予約で山から引いた発展カードがたまたまクリティカルだった」
「直前のプレイヤーが取った後に出てきた発展カードがたまたまクリティカルだった」
辺りにはなりがち。
とはいえ、それでもこのゲームを何度も遊んでしまうのは宝石チップの手触りの良さです。
ズッシリとした肉厚のチップで、表面には綺麗な宝石のイラスト。
本当に宝石を手に持ってるような錯覚をさせてくれます。
「コンポーネントの質」もまた、ゲーム世界へ没入させるトリガーとして強い役割を果たすのだなと、
このゲームを通して学べました。
ここがスゴイ:
・色と数字だけを使ったシンプルな拡大再生産
・美麗なアートワーク、質感の良い宝石チップにもうメロメロ
・限られた宝石を奪いあうことで否が応でも熱くなる睨み合い
ここがアカン:
・後半になるほどカードのめくり運が大きく影響を及ぼす場合がある
(とはいえその運要素も含めて楽しむゲームだとは思う)
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