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2015.02.17 (Tue)

『デウス』レビュー

販売:Pearl Games(ベルギー)
作者:Sébastien Dujardin
2~4人向け、約90分
デウス 商品詳細ページ(駿河屋)

重厚大型:☆★☆☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆☆★☆:戦略判断
独立気楽:☆★☆☆☆:絡み合い
安価素朴:☆☆☆☆★:高級豪華

総評:
盤面上で陣取りしつつ、投資して拡大再生産していく王道的ゲーム。
基本の5属性+主な得点源の1属性(神殿)カードを手札から自分の場にプレイする方式。
メカニクス的によく出来ている点は3つ。
①場に出した同属性のカードは縦に重ねていき、新たにその属性のカードがプレイされた際に、
 古いもの順に効果が発動していく。これにより、自動的に生産能力がインフレしていく。
 (最初はAプレイ、Aのみ発動→次はBプレイ、AとBが発動!→さらにCプレイでA、B、Cが発動!!)
 いい感じにコンボが決まったりすると爆発的な生産力を発揮し、これが快感を生む。
 また、盤面の駒を除去したり、相手の場を破壊する、ないしは手札を捨てさせるといった
 直接妨害要素は無いゲームなので、一度構築した生産ラインは自分で崩さない限り崩れない。
 周囲の脅威を気にせず自分のプレイに集中しやすいのも計画が立てやすくて良い。
②要らないカードを引いてもいくらでも捨てて引き直す事が出来る(手番は使うけど)。
 この時に、捨てた枚数に応じてボーナスが発生するため、積極的に手札を回していって良い。
 捨てる際、重要なカードは手元に残しておけるが、「5枚になるよう補充」なので、
 カードを残した分、引ける枚数が減ってしまう。ここがちょっとしたジレンマになっている。
③ゲーム終了時、余った各資源(お金や麦など)それぞれでマジョリティ判定があり、勝利点が貰える。
 拡大再生産のいつもの文法であれば、資源を余らせても何の価値も持たない=ゴミ、
 あるいは雀の涙程度の勝利点に変えてくれるくらいだったのだが、
 ここにちょっとした競争要素が入ったことで、資源を余らせる事に意味が出てきた。
 従来方式であれば生産基盤がようやく整って大量に生産出来るようになる頃には
 勝利点獲得に舵を取らねばならず、折角作った生産基盤を満足に動かす事が出来なかった。
 一方、本作では無計画に気の済むまで生産しても得点源になる(やり過ぎると当然負けるが)。

その他、盤面のヘクスマップは様々な形で連結して良いようになっていて、
見た目にもプレイ感にもバリエーション豊かに趣を見せてくれる。色合いも美しい。

ここがスゴイ:
・カードプレイするたび前の効果も含めて発動するのでどんどんプレイしたくなる
・カード効果自体は累積発動を意識してかいずれもテキスト短め。覚えやすい
・要らないカードを引いてしまっても気兼ねなく捨てて資源に変えれる
・資源を過剰に生産してしまってもマジョリティ判定に使い道がある

ここがアカン:
・コストや効果として「序盤に引きたいカード」「後半に引きたいカード」が明確に分かれており、
 やはり拡大再生産の文法的に序盤のスタートダッシュが超重要なため、
 1~2手目でクリティカルなカードが引けるかどうかで勝負が決まる部分がある
 序盤の引きが悪くて出遅れると逆転は厳しいだろう
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