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2016.05.17 (Tue)

『七つの紋章、七つの部族』レビュー

販売:高天原
作者:yio & 常時次人
3~4人向け、約30分
七つの紋章、七つの部族 GMブログ紹介

重厚大型:☆☆☆☆★:遊び易い
幸運頼み:☆☆☆★☆:戦略判断
独立気楽:☆☆☆★☆:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華

総評:
ここ最近のトリックテイクブームの火付け役となった先駆け的作品。
そして後追いしたどのトリテにも抜かれてない最高峰の完成度だと個人的には思う。
マストフォローで1人1枚カードを出して、一番強い人がトリックを取って…
という基本的な流れはいつものパターン。
ただしこのゲームを直感的にしてくれてるのが「7のカードを集めれば勝ち」というルール。
目標が単純明快なことによって、トリテ特有の「慣れない内は勝ち筋が見えない」を
かなり和らげてくれている。
トリテって結局ルールは分かっても、最後の最後までラウンドが進まないと
大勢が分からないものが多く、それ故に勝っても負けても「どの手が良かった?まずかった?」
のフィードバックが得にくい→リプレイに進まない、な面がある。
その点に関しては「7のカードが取れた手は良い手だった」とひとまず指針が立つので
もう1回やってみよう、には繋がりやすい。
(もちろん、わざと1枚取らせて2枚取り返す戦術もあり得るため、
 「7さえ取れればどんな手でも良い」ということは実際にはないけど。)

もうひとつの特徴はペア戦要素。トリテ×ペア戦という組合せはとても新鮮に映った。
(トリックテイクでペア戦というと鹿狩りが出てくるが、知る人ぞ知るみたいなゲームなので)
ペア戦だとやはり、相方との息が合うかどうかが勝負に大きく影響し、
仮にトリテ熟練者の2人がペアになったとしても、息が合うかどうかはまた別の話なので
付け入る隙は十分にあったりする。
また、負けたとしてもとりあえず互いに相手のせいに出来るので気楽w(ォィ
この辺を掘り下げていくと、ペア戦ゲームで有名なごいたも言ってしまえばトリテなので
もう「ペア戦がそもそも楽しい」に行き着きそうな気はするけど。
ゲーム的には3人でも遊べるが、そんな感じで断然4人プレイ推し。

ここがスゴイ:
・目標が単純明快なので負けても反省点を見つけやすくリプレイしやすい
・トリテ慣れしてる人でもペア次第でどうなるか分からないドキドキ感

ここがアカン:
・特にはない。しいて言うならカードの色が色弱の人には厳しい。
 一応、数字の下に数字の幅(4-10など)表記があったり、村人の持ってる武器が色ごとに違うので、
 そこで見分けは付けられるがちょっと分かりづらい。単純に色別のアイコン付けるで良かったような?
14:43  |  ゲームレビュー  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.09.25 (Fri)

『バオバブ』レビュー

販売:Piatnik(Hemz Universal Games)
作者:Josep M.Allue
2~6人向け、約15分
バオバブ 日本公式

重厚大型:☆☆☆☆★:遊び易い
幸運頼み:☆★☆☆☆:戦略判断(運というか手先の器用さ)
独立気楽:☆☆★☆☆:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華

総評:
バオバブの木に見立てた立体の台座の上にカードを重ねていき、
カードが崩れて地面に落ちたらそれを失点として引き取る、という単純明快なバランスゲーム。
カードは全部で9種類あり、それぞれで置き方が異なる。
目をつぶって置く、上から落とす、フリスビーのように投げる、
といったアクション性の高いものもあり、なかなか思い通りには置かせてくれない。
さらに「ハチ」は上に他の動物カードを乗せてしまうと即失点となり回収しなければならない。
人の嫌がらせをしようと調子にのってハチを置いていると、
今度自分に回ってきた時に盛大に自爆するはめになったりで盛り上がる。
戦略性は高くないパーティゲームだが、程よく緊張感がありハァハァ出来る。
同種のキャプテン・リノよりテンポがいいので好き。崩れても飛び散らないしw

ここがスゴイ:
・単純明快なバランスゲームで誰でもすぐ遊べる
・やってる内に勝敗とかどうでも良くなってくる

ここがアカン:
・各自の山札はランダム配りなので、人によっては難度の高いカードばかりな場合も
(それもまた一興ですが)
22:03  |  ゲームレビュー  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.08.08 (Sat)

『Eight Epics』レビュー

販売:カナイ製作所
作者:カナイセイジ
1~8人向け、約30分
Eight Epics 紹介記事

重厚大型:☆☆☆☆★:遊び易い
幸運頼み:☆☆★☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆★☆☆:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華

総評:
ダイスを振り、キャラクタの能力を使って出目を操作してクエストを解決していく協力ゲーム。
王への請願を協力ゲームにした感じ」と表現するのが一番わかりやすいか。
かなり絶妙に難易度調整がされており、クリアは相当難しい。
特に最終ラウンドの災厄2つ同時はすさまじい絶望感を味わえる。
特徴的なのは1人からでも遊べる作りで、これは登場キャラクタ8人がプレイ人数に依らず
毎回8人登場することに起因する。基本的には各プレイヤーごとに自分のキャラクタ1人を
担当する所までは良くある作りなのだが、余ったキャラは誰でも使える共有キャラクタとして
登場する。プレイ人数によるゲームバランスのバラツキを抑える手法として賢いと感じる。
(人数によってルールを変えてバランス調整するのはめんどくさいですからね…)
しかしこのゲーム、共有キャラが多いほど使える能力の選択肢に幅が出来て対応しやすくなるため
プレイ人数が増えるほど難度が上がる。よって「多人数でワイワイ」が逆にやりづらい。
また、後半ともなると次々キャラクタが倒れていくのでプレイに爽快感がなく、疲労感の方が勝る。
(ゲームテーマには合ってるのかもしれないが…)
着眼点には光るものを感じつつも、販売ターゲットがどの辺だったのかが分からない作品。

ここがスゴイ:
・1人からでも遊べる協力ゲーム
・ルールはシンプルで分かりやすく、セッティングもスピーディですぐ遊べる
・木製ダイスがなんと20個も入っていてお得感がある
・論理パズルとしては難度が高く、ダイスゲームでありながらかなり頭を使う

ここがアカン:
・プレイ人数が増えるほど難しくなり、プレイに窮屈感が出る
・どんどん出来ることが減っていく方式なのでやってて疲れてくる
13:23  |  ゲームレビュー  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.08.08 (Sat)

『しまんちゅ』レビュー

販売:イリクンデ
作者:yio
2~4人向け、約50分~
しまんちゅ 公式サイト

重厚大型:☆☆★☆☆:遊び易い
幸運頼み:☆☆☆☆★:戦略判断
独立気楽:☆☆☆★☆:絡み合い
安価素朴:☆☆☆★☆:高級豪華

総評:
南国の島の管理人となり島の経営をマネジメントして勝利点を競うゲーム。
「スローライフ」がゲームのキーワードになっているが、世間一般に認知されているスローライフとは
意味合いが異なり、「充電期間」や「気合いため」のようなものだと解釈すると良い。
(あくまでフレーバーとしての「スローライフ」という呼称)
アクションポイントを消費して行動を行う方式のゲームシステムだが、
アクションポイントがまだ残っていてもそのラウンドから先に降りても良い。
先に降りた場合、それ以降他のプレイヤーがまだアクションを行っている限り、
次のラウンドのアクションポイントが増える、これがスローライフシステムである。
これにより、そのラウンドはもうあまり稼げそうにないなと思えばさっさと見切りをつけて
スローライフ(充電)に移るという戦略が取れる。次のラウンドに賭けるのだ。
また、こういったマネジメントゲームでは通常「如何に効率良くアクションを行うか」が
判断の中心になるのだが、スローライフシステムがあることで、
アクションポイントを無駄に多く使うような本来効率の良くない行動でも大体に取れる。
変にその回のアクションポイントを残したままスローライフに入るくらいなら
さっさと使いきってスローライフに入った方がお得なのだ。
そういった大胆なプレイングが最適解として飛び出すところが異色でありとても趣深い。

ここがスゴイ:
・大胆なマネジメントが功を奏す斬新なプレイ感
・自分の島を独自に開拓していく箱庭構築が楽しい
・達成は難しいが客の「大満足」が決まると一気に点数が伸びるので非常に快感
・ショートプレイモードも完備されており、長時間ゲームが苦手な人でも遊べる

ここがアカン:
・特に無い。強いて言うならタイトルの検索性が悪い
13:09  |  ゲームレビュー  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2015.02.17 (Tue)

『王たちの同人誌』レビュー

販売:辺境紳士社交場
作者:今野隼史
3~5人向け、約10分
王たちの同人誌 公式サイト

重厚大型:☆☆☆☆★:遊び易い
幸運頼み:★☆☆☆☆:戦略判断
独立気楽:☆☆★☆☆:絡み合い
安価素朴:☆☆★☆☆:高級豪華

総評:
各プレイヤーで自分の同人誌を作り、即売会で頒布してしのぎを削るゲーム。
やることはひたすら「山から1枚引いて効果解決」なので勝負の行方は完全に運次第。
(一応、切り札カードを各自1枚持ってるのでそれの使い所はあるが、何の切り札が来るかも運)
勝ち負けを真剣に競うゲームではなく、各自の出来上がった同人誌を見て
互いに思い思いのコメントをしていくコミュニケーションゲームと考えた方が良い。
ゲームバランス的には「早割ボーナス」と「18禁」が異様に強い。
装丁・本の名前・属性・ジャンルの4属性を最初に揃えた人が早割をゲットするのだが、
18禁はどの属性としても使えるので早割を取りやすく、しかも単体ポイントも最高値。
ほぼ「最初の同人誌製作フェイズで18禁を引き当てたやつが勝つゲーム」と言える。
(これは同人誌業界に対して偏見を増長させるので個人的にはやめて欲しかった。)
即売会フェイズでは「合同誌トラブル」「頒布物届いてない」といった同人業界あるあるネタが満載で、
これから同人誌を作ろうと思ってる人には参考教材としても価値があると思う。
または、同人誌を作る前に一人回しして、勝った所の本を参考にするという『占い』用途も有りか。

ここがスゴイ:
・カード64枚全部違う絵柄・内容になっており、多彩な同人誌が作れて笑える
・同人誌業界あるあるネタが満載で教材的な価値も高い

ここがアカン:
・ゲームバランスが悪い。ネタをネタとして遊べる面子でないと厳しい
10:54  |  ゲームレビュー  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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